加賀野菜を味わってもらいたい!

 当協会で昨年から財団法人いしかわ農業人材機構の農産物流通・マーケティング研修のお手伝いをしていますが、この研修を通じて加賀野菜を生産・販売している方々と知り合いました。大規模に生産しているものではないので、首都圏市場に大量に供給することはできませんが、少しでも販路拡大のきっかけにならないかと思い、昨日「食彩塾」という和食・フレンチ・イタリアン・中華のオーナーやシェフの方々が新しい食材を求めて開催している研究会に加賀野菜をテーマに取り入れていただきました。
 今回の担当は丸の内のメゾンバルザックというフレンチのお店でした。お二人のシェフの手により加賀野菜が素晴らしい料理となりました。加賀太胡瓜はコンソメ煮込みと冷製カッペリーニに、加賀つるまめは函館産のぶりと併せてタルタルにと・・8種類の加賀野菜が素敵なメニューになりました。そして、皆さんをうならせたのが、金時草という加賀野菜独特の葉物野菜のソルベでした(あまりのおいしさに、写真撮るの忘れました)参加された皆さんも是非自分のお店で加賀野菜を取り入れてみたいといくことになりました。
 おまけは、今回、加賀野菜を提供いただき、昨日の会に駆けつけてくれた金沢で青果の小売・仲卸を営んでいる北形青果の北形専務がお土産に持参していただいた「ルビーロマン」というぶどうでした。石川県農業総合研究センターが14年かけて開発した一粒300円〜700円(一房1万円〜今年の最高値は21万円!)の高級品種です。みんなで一人2粒ずつ、ありがたく頂戴しました。そのジューシーな味わいに全員「うまい!!すごい!」の声があがりました。
 「食彩塾」の参加オーナーやシェフの皆さんも石川県の青果物の認識を新たにしていただくことが出来ました。
 IDRではアグリマーケティング地域活性化のお手伝いを事業の大きな柱にしております。色々な機会を通じて地域の食や農の素晴らしさを伝えてゆきたいと思います。このブログを通じて時々ご報告いたします。

                       専務理事 橋本 佳往