流通科学大学に行きました


1年ぶりに流通科学大学を訪問。
ダイエー中内功氏が創立した大学、ダイエーが起こした事業の中では成功しています。理事長は中内潤氏。

流通科学大学では学長の石井淳蔵先生にお目にかかりました。こちらは10年ぶりです。
先生曰く、
「百貨店、GMSは中進国時代のモデル、成熟化した日本社会では役割を発揮できなくなってきている。百貨店は何でも入っている幕の内弁当のような品揃えをしていた。しかし、今日の消費者需要は、さらに幅広く、奥深くなっている。小さな幕の内弁当を見せても、消費者は満足しなくなった」
「日本の小売業が中国に進出しても、欧米の小売業にかなわないのは、日本では卸機能が充実している中で営業をしているため。欧米の小売業は調達機能も含めて進出を図っている。日本の小売業は卸とともに進出した方がいい」

大学にいると、世間に疎くなると謙遜しながらも、さすがの表現力と洞察力です。

*****玉生 弘昌*****